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パパの育児参加について
以前の記事にも書きましたが、最近は働く女性が増えて、産休明けに仕事に戻るママがとても多くなってきました。
それとともに、パパの育児参加がめざましいです。
小児科外来では、昔との違いを大いに実感します。
ちょっと興味があったので、実際に数値で表してみようと、密かに調査してみました。(^^♪
対象は、保育園や保育ママに通っているお子様に絞り、外来受診時での状況を調べました。
1.外来に付き添っている方はどなたですか?
2.本日熱を出したりして園はお休みですが、どなたが面倒みますか?
3.本日の急な発熱などの園からのお呼び出しには、どなたが迎えに行きましたか?
この3点について調べてみました。調査期間は1月20日から2月15日までの月曜日から土曜日です。
<結果>
1.付き添っている方
ママ71%、パパ21%、ママとパパ一緒3%、祖父母3%、シッターさん1%、保育士の方1%
2.お休みする場合お世話する方
ママ57%、パパ20%、ママとパパ交替5%、祖父母16%、シッターさん1%
3.呼び出しでのお迎え
ママ74%、パパ21%、祖父母5%
いかがでしょうか?
3項目ともママがダントツ1位ですが、パパ健闘していますね。
私が思っていたよりも、外来に付き添い、そのままお子様と一緒にお家でお世話するパパが多かったです。
もっと意外だったのは、呼び出しにパパが迎えに行く方が多かったことです。
自営だったり、勤務先と保育園が近かったり、テレワークできるなど、ご家庭により事情は様々で、一概には言えませんが、最近のパパの奮闘ぶりは目を見張るものがあると思います。
保育園を朝からお休みする場合は、午前はパパが休んで外来に付き添い、午後はママが交替するパターンもあるあるです。
ママとパパの連携プレーが、素晴らしい!
今はスマホですぐにお互いに連絡を取り合えるようになったことも、大いにプラスになっているのでしょう。
外来に付き添うパパには、お子様の様子をよく把握している方が増えました。
いつから熱が出ているか、食欲はどうか、うんちはどんな様子か・・・
私の質問に速やかに答えてくださいます。
ママからの伝言でメモやメールを見せてくださる場合もあります。
昔は今でいうママのワンオペ育児、もしくはおばあちゃんおじいちゃん頼みでした。
今回、おばあちゃんおじいちゃん頼みよりもパパの活躍がはっきり数字で示されました。
小泉進次郎氏が育休をとることが話題になっていますね。
先日のNHKのニュースでは、世論調査で67%の方が賛成と答えたそうです。
パパの育休取得率はまだまだ低いようですが、これからはどんどん変わってくるでしょう。
育休を取れたパパは、ミルクをあげたりおむつを替えたり寝かしつけたり、その時にしかできない赤ちゃんのお世話を是非やってみてください。
一生忘れられない思い出になること請け合いです!
4月からの入園先が決まり、今からドキドキしているママパパも多いと思います。
急なお休み、急な呼び出し、いろいろな状況を想定してご家族でよく相談しておくことをお勧めします。
運良く育休を取ることができて経験を積んだパパは、こんな緊急事態にきっと大いに活躍してくれることでしょう。
取れなかったパパも、育児はまだ始まったばかり、これから頑張ってくださいね。
沈丁花の花が咲き始めました。夜ベランダに出ると、香りに魅せられます。