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ファシリテイドッグ ベイリーのことなど

ファシリティドッグとは、病院などに常駐して、病に苦しむ人の心を癒してくれる犬のことをいいます。
ベイリーは神奈川県立こども医療センターに、ファシリティドッグとして勤めていたゴールデンレトリバーです。
時々テレビ番組で特集を組んでいて、ご覧になった方も多いかもしれません。
今回はちょっとその紹介をしたいと思います。

この病院は、重い病気の子どもたちが多く入院しています。
ベイリーは、痛い検査や点滴、手術など辛い治療を受けなくてはいけない子供たちに、
そっと寄り添って、心を落ち着かせてくれたり、和ませてくれたり、大きな力を与えてくれています。
 手術室まで一緒に歩いてくれたり、痛みで苦しむ子どものベッドにあがって一緒に寝てくれたり・・・
ベイリーがいてくれたから、子どもたちはつらい治療や入院生活を頑張れたと、心から感謝しています。
ベイリーは、子どもたちの家族にとっても、大きな支えになってくれていたそうです。

ファシリティドッグは、幼犬の時から素質のある犬を選び、ハンドラーという世話をする医療従事者の方とともに海外の施設で何カ月も訓練を受けてなれるのだそうです。

番組では、人と犬の関係を脳科学的にも分析していました。
人は犬と触れ合うことでオキシトシンという愛着ホルモンが出るそうです。

オキシトシンは脳内で合成、分泌されるホルモンで、「愛情ホルモン」とも呼ばれていて、愛情を感じさせたり、親近感を感じさせるホルモンです。
オキシトシンが分泌されると、相手への親近感や信頼感、安心感が生まれ、心理的、精神的なストレスが緩和されるそうです。
オキシトシンには、心を癒すだけでなく痛みを和らげる作用もあるそうです。
今まで、親子や家族などといった深い絆のある人間同士の間で分泌されると思われていました。

ベイリーがいてくれて子どもたちが治療を頑張れる秘密が、解き明かされてきました。
驚くべきことに、人と触れ合うことで犬にもオキシトシンが分泌されているそうです!

我が家にも小型犬がいます。
もうお爺ちゃんで、すっかり耳も遠くなりましたが、いつも私を慕ってくれていて心が通いあっていると思っています。
わんこがいてくれて、私はとっても心が和みます。
でも、私だけでなく、ワンコも癒されているのかも??

動物には、人間の心を和ませてくれる不思議な力があるようです。
番組では、犬の研究段階でしたが、ひょっとしたらこれは他の動物でも見られることなのかもしれません。

お子さんが小学生になった頃、ペットを飼いたいのですがアレルギー大丈夫でしょうかと、相談を受けることがあります。
血液検査で大丈夫であっても、飼い始めてから症状が出る可能性もあって、返事に窮することもあります。
でも、ペットの存在が家族の絆を深める大切な役割をしてくれることがあると思うので、反対できません。
我が家は、息子が小学4年生の時に彼の強い希望で犬を飼い始めました。
その頃親子関係が難しい状況になったりしていて、愛犬は随分と私の心(多分息子の心も)を慰めてくれました。

犬社会は順列があるそうですが、当時家の中で一番順列の低いと思われた息子は、愛犬の下に位置づけられたようで・・・
一人暮らしを始めてたまに帰ってくる息子に、愛犬はいつも吠えています。(笑)
結果的に一番癒されているのは、今も昔も私です。(^^) 

庭のメジロ チィチィと可愛い鳴き声で、訪れていることを知らせてくれます。
時々みかんをあげていますが、ヒヨドリに食べられちゃってます・・・

 

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