診療について
ヒブワクチン(不活化ワクチン、定期接種)
ヒブ(インフルエンザ菌b型)感染症とは
小さな子どもがかかると重大で命にかかわる病気です。
ヒブ(インフルエンザ菌b型)は、子どもの細菌性髄膜炎を引き起こす一番の原因菌です。喉頭蓋炎(こうとうがいえん)や肺炎などを起こすこともあります。
ヒブは、インフルエンザウイルスとは全く異なる細菌で、ヒブワクチンの接種で予防します。
*2024年4月よりヒブワクチンは、五種混合ワクチンに含まれることになりました。
細菌性髄膜炎の約8割は、ヒブと肺炎球菌が原因で起こります。どちらの菌でかかるかはわかりませんので、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンで予防することが大切です。
接種時期と回数
通常、生後2か月以上7か月未満で接種を開始し、4~8週間の間隔で3回接種します。
さらに、3回目の接種終了後から7~13か月までの間に、もう1回接種します。これを追加免疫といいます。
生後2か月以上7か月未満で接種を開始できなかった場合
〔接種開始が生後7か月以上12か月未満〕
4~8週間の間隔で2回接種します。
さらに、2回目の接種終了後から7~13か月までの間に、もう1回接種します。(追加免疫)
〔接種開始が生後1歳以上5歳未満〕
1回接種します。
副反応
注射部位が腫れたり、赤くなったり、しこりができることがありますが、数日で治ります。
発熱がみられることがあります。(接種した夜や翌日に、特に注意してください。)