診療について
B型肝炎ワクチン(不活化ワクチン、定期接種)
B型肝炎とは
B型肝炎ウイルスは、肝炎を起こし、長い間に肝硬変や肝臓がんを引き起こします。
肝炎ウイルスを持っているお母さんから出産の時にうつる感染(母子感染)と、肝炎ウイルスにかかっている家族や人から血液や性交渉でうつる感染とがあります。最近では、感染者の唾液、涙、汗などから感染することもわかってきました。
母子感染は、現在積極的に公費で予防されるようになり、減少しています。3歳未満の乳幼児期の感染は、原因不明のことが多く、持続感染(キャリア)になる危険性がずっと高くなります。キャリアになると、慢性肝炎になりやすく、将来肝硬変から肝臓がんに進行することがあります。
集団生活を始める前にB型肝炎ワクチンを受けることをおすすめします。
接種時期と回数
生後よりどの時期でも接種できますが、定期接種の場合生後2カ月から開始します。
1回目接種後4週で2回目、1回目から5-6ヶ月後に3回目を受けます。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチンなどと同時接種ができます。単独接種もできます。
2016年10月から定期接種となりました。(対象は生後2カ月から1歳未満)