診療について

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン、定期接種)


子宮頸がんとは

詳しくは、2020年6月14日付ブログを参照してください。 
子宮頸がんは、子宮の入り口付近に(子宮頸部)にできるがんです。
子宮頸がんになると、治療のため妊娠や出産がしにくくなったり、進行すると命を落とすこともあります。
日本では年間約1万人が診断され、約2,800人が亡くなっていて、近年増加傾向にあります。
特に20~40歳代の若い世代での増加が著しくなっています。
子宮頸がんの原因は、発がん性のあるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。
若い女性の子宮頸がんの80~90%は、HPV16型と18型の感染によるものです。
子宮頸がん予防ワクチンで予防します。

接種時期と回数

対象は、小学校6年生から高校1年生までの女子です。
製品名:シルガード9
90%の子宮頸がん(16、18、31、33、45、52、58型)、尖圭コンジローマ(6型、11型) などのヒトパピローマウイルス感染症を予防します。

●初回接種が15歳未満の場合2回または3回接種(選べます)
2回接種:初回から6か月以上あけて2回目。
3回接種:初回から2か月以上あけて2回目。2回目から4か月以上あけて3回目。

●初回接種が15歳以上の場合3回接種
3回接種:初回から2か月以上あけて2回目。2回目から4か月以上あけて3回目。

 

副反応

このワクチンは筋肉注射なので、他の注射と同じように、注射部位の痛みや腫れがあります。
注射時の痛みや不安のために失神(迷走神経反射)を起こすケースもあります。
対策として、接種直後30分程度クリニック内で安静にしていただきます。
接種の時は必ず保護者の付き添いをお願いします。

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